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再び十方林道
H15.7.27





:渓畔樹林

まずは二軒小屋の駐車場に車を置いて出発進行!。小川川の左岸に沿って分水嶺の水越峠を目指す。
周りの木々の緑も濃くなって1ケ月半前に来た時より草木も大分のびており、変わらないのは美しい沢の流れだけか。
最近、二軒小屋から十方山登山口あたりまでは特に道が荒れて歩き難い。
途中、シナノキが花をたくさんつけており、ヤマアジサイの残り花が美しい。オオバギボウシもやっと花をつけている。
今日の目的は細見谷ということで先を急ぐ。

湿地を好むヘラオモダカ サワオトギリかなあ
この葉の側脈の数すごいクマシデ 今にはじける卵形の実はハクウンボク
ヤマアジサイは最後の顔見せか やっと花がついたオオバギボウシ
深山でしか見られない?ミヤマガマズミ 昔実のタンニンをお歯黒に使ったせ4キブシ

水越峠からは細見谷にはいり下りとなる。次々と大の苦手の長いやつが日なたぼっこをしているではないか。くわばらくわばらである。
木はすでに花は落ち実となっているものが多いなか、白いノリウツギがちょうど満開でいろいろなところで目を楽しませてくれる。
渓畔林を形成しているブナ・イヌブナ・ミズナラ・サワグルミ・トチノキ・ホウノキ・ミズメ・キハダなどの大木も多く、これらの木々には色々な植物が寄生して年輪を感じさせる。
名前は分からなかったがピンク色の花をつけたたランらしきものがミズナラの大木に見られたし、ホテイシダや珍しいスギランの葉等もここに見られた。
前回の観察で見た植物を思い出しながら渓畔林の木々を眺めていると復習している感じでよく分かる。
前回ターンした場所を横目で見てさらに進むと下山林道の分岐。相変わらず素晴らしい渓畔林は続く。
この辺りから道にはところどころ水が流れている所が多くなる。左に沢の流れをかいま見ながら緩やかな下りの道を先に進み、丁度お腹の虫も泣き出したところで昼食とする。
上を見るとシナノキが花を、キハダもたくさんの実をつけていた。道を隔てた向こうにはトチノキが茶色の大きな実をたくさんつけておりまるで花が咲いたようになかなか見事な眺め。
沢に降りて見たが水は澄んで美しい。沢に覆いかぶさるように立っている周りの木々と水の流れがよくマッチしている。

延々と続く十方林道 渓畔樹林は自然そのもの
ヤマジノホトトギスの花はホトトギスの胸の模様 見るのも苦労するコケオトギリ
やばいやばいツタウルシ 木肌の黒い斑点がクロモジの由来
これ有毒だよキツネノボタン 大根の葉に似たダイコンソウ
渓畔樹林は森林浴満点 渓流沿いの樹林は自然そのもの
白い花なのになんでクロズル 熟した方がきれいなニワトコ
これはどこでもあるオカトラノオ 子房は水玉に似てるミズタマソウ
実は美しい紫色のムラサキシキブ 熟すときれいに5裂し種が5個顔を出すツリバナ
サワグルミの多い渓畔樹林
落葉樹林の湿ったとこに多いミヤマタニソバ どこでもよく見るヒヨドリバナ
まだ咲き初めでつぼみが多いナツツバキ ニガキの若い果実
ジジーババーと呼ぶとこもあるヌスビトハギ はるばる北米から来たオオハンゴンソウ
枝にトゲがないアサクラザンショウ 今が花盛りのノリウツギ
下山林道の下流の流れ まだまだ続く十方林道
名前の由来は二つあるソバナのつぼみ 食用にも栽培されているウド
こりゃ珍しいオシャブリテンダ 香りがよく果実酒にするとおいしいサルナシ
今花の付いてる数少ないシナノキ

昼食後、さらに南に下って大規模林道を延長する理由のひとつになっているワサビ田のあるところまで下った。
ここに立派な林道をつけると換えってワサビ田の盗掘ということも考えられるのではと他人ごとながら心配した。
また林業のためと言うことがこの道をつける理由のひとつでもあったが、ここまで見てきた限りでは植林は全く整備されておらず荒れ放題、現在の世情からもその必要性は全く感じなかった。
二軒小屋までならスキー場もあり分からないでもないが、それから先となると冬は閉鎖されるであろうこの道の必要性に個人的には疑問を感じた次第である。
沢におりて見ると、渓畔林特有の沢に向けて傾いて立っている多くの木々が目につく。
そして、対岸にはそのワサビ田が広がっていた。

どこまで行っても続く清い渓流の流れ
鎌の柄に使われたカマツカの実はやや楕円形 熟すとルリ色になるサワフタギ
これも深山に多い多年草のヒカゲミツバ そう果は服にひっつくのて゜ご用心はノブキ
実のつきかけたオオバアサガラ アサガラの若い果実
沢沿いのミズナラの古木
葉の鋸歯がコナラ(ハハソ)に似ているミヤマハハソ 秋にはきれいに赤く熟すツルウメモドキ
やっと咲きはじめたリョウブ 特徴のある実はツノハシバミ

ここまで歩いてもまだ細見谷の十方林道部の半分も歩いていないが、後の時間のことも考えてここでUターン。二軒小屋までは5km以上をまだ戻らなければならない。
往路で見た植物を復習しながらどこまでも続く林道をひたすら歩く。
久しぶりの天気で今日はオフロードの車やバイクの通行が多くこれを除けながら歩く。こんな道の楽しみ方も人それぞれに色々あるものだ。
やっと二軒小屋に着いた頃には少々くたびれたが、緑の中に浸れた楽しい一日であった。

この辺りは林道も湿りがち ワサビ田下流の渓畔林の特徴をよく表した沢の樹林
対岸の左岸にあるにある問題のワサビ田 ここブナにも古い物と真新しいクマの爪痕が
これは見慣れたウリハダカエデの実 ウワミズザクラは果実も上に延びた軸につき特徴的
クマの好きそうなたくさん実のついたトチノキ 目立たない実の一杯ついたキハダ
大きくたくさんの花のついていたオオウバユリ




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